AWA KOYORI series

時を超えて受け継がれる阿波和紙の技と、現代の彫刻的感性が出会い、光をまとうオブジェへと昇華された〈AWA KOYORI〉シリーズ。
楮和紙に独自の手揉み加工を施し、しなやかで陰影豊かな表情を引き出しました。
紙縒りの技法によって立ち上がるフォルムは、空間にやさしい光と静けさをもたらします。

和紙という素材

自然が育む、しなやかな質感
和紙は、日本の伝統技法で植物繊維から漉き上げられる紙。 中でもAWA KORORIで使われている、楮(こうぞ)は繊維が長く、柔らかさと強さを併せ持ちます。 農薬や化学肥料を使わずに育つ野生植物で、環境への負荷も少ない持続可能な素材です。 その繊維がもたらす独特の風合いと、光を透かす自然な透明感は、他の紙では表現できないやさしさを空間にもたらします。
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手揉みの加工

陰影と奥行きを生む職人の仕事
AWA KOYORIがまとうのは、
徳島・阿波の漉き場で漉かれる楮和紙。
和紙にひとつずつ手揉みの加工を施すことで
自然な陰影と柔らかな立体感を引き出しています。
光に触れた瞬間まるで生きているかのように表情を変えます。 それは、手と時間が織りなす静かで豊かな痕跡です。
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紙縒りの技法

紙がかたちを結び、空間と響き合う
紙縒り(こより)は、紙をねじり、曲げ、結び、繋いで立体を創る造形技法。 アーティスト伊部京子が舞台装置などの空間芸術で培ってきたこの技法を、AWA KOYORI LIGHTへと昇華。 直線や規則性を排し、和紙本来の柔らかな特性を活かしたフォルムが、空間に自然で詩的なリズムをもたらします。
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和紙とあかりの、美しい関係

AWA KOYORIの照明は、
選ぶ光によってその佇まいを大きく変化させます。
和紙のもつ白の美しさが際立つ昼光色は、
清らかで静謐な空間を生み出し、
ぬくもりある電球色は、やわらかな陰影とともに、
心を解きほぐす穏やかな時間をもたらします。

光源を変えることで、日常の中に
異なる物語が立ち上がるその“ひとしずくの”選択”もまた、AWA KOYORIのあかりの愉しみ方のひとつです。

Designer: Kyoko Ibe

和紙造形の先駆者として世界的に知られる現代芸術家。
1970年代より和紙を素材とした先駆的な表現を追求し、
アート・クラフト・舞台芸術・インスタレーションなど幅広い分野で活動を展開。
国内外の美術館・大学・舞台芸術の現場で高く評価され、
文化庁文化交流使、国際賞の受賞など、多数の実績を持つ。

AWA KOYORIシリーズは、伊部が舞台装置などで長年扱ってきた素材と造形技法を
生活空間に取り入れるために生まれたプロダクトラインです。

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